一人暮らしの引越し費用は、ファミリーに比べてかなり安い方です。
それでも、引越しにかかるコストは数万円にはなります。
では、引越し費用をなるべく安くするためにはどうしたらいいのか?
引越し会社や特徴、準備など、単身者に必要な要点をまとめました。
Contents
一人暮らしの引越しで安い時期はいつ?
- 4月半ば〜1月上旬くらいの時期
- 平日
- 時間フリー
4月半ば〜1月上旬くらいまでなら、どの時期でも安く引越し出来ると思います。
逆に高くなる時期は、2月、3月、4月頭です。
新生活シーズンですから、引越しがとても多くなります。
引越し会社への依頼はこの時期に集中しますので、人手が足りず、費用も割高になってしまうのです。
サラリーマンが多い日本では、引越しは土日祝日に集中しがちなので、平日の方が割安です。
また、引越しの時間帯にこだわりがなければ、フリー便の方が安くなる可能性は高いです。
ファミリーの場合は荷物が多いため、それなりの作業員と時間を空けなければなりません。
忙しい時期だとなかなか予定が取りにくく、安い見積もりを出す事は少ないでしょう。
でも、一人暮らしの場合、荷物がそれほど多くないため、作業員やトラックが少し空いていれば、予定を入れてくる事があります。
丸1日かかりきりにならなくてもいいため、スキマの時間を利用して予約を入れる事が出来ます。
そのため、引越し会社の予定次第では、安く引越しする事ができます。
ダンボールのコストをなるべく安くする
- イオンやマルエツなどのスーパーでもらう
- ネットショップで買う
主に2つの方法があります。
イオンだと食品売り場に置いてありますし、スーパーだと店員に言えばもらえる事は多いです。
一人暮らしだと、それほどダンボール数は多くならないため、歩ける距離にあるならもらうのが一番いいと思います。
楽天やヤフーショッピングでダンボールを買う事も出来ますが、10箱程度だと高くなりますので、もらうのがベターです。
20箱必要な場合はネットで購入してもいいと思います。
送料はかかりますが、セット販売は単価が安いため、結果的にホームセンターよりも安く買えるでしょう。
余分に必要な分はスーパーにもらいに行きます。
一人暮らしの場合、10箱〜20箱くらいになると思いますので、大体この方法でダンボールは安く揃います。
他にも、引越し会社に新品のダンボールを持ってきてもらう方法もありますが、もらえる事は少なく、もらえたとしても引越し当日になりますので、その場で梱包をしなくてはなりません。
また、引越し業者が販売しているダンボールは高いため、購入するメリットはあまり無いでしょう。
必要なサービスだけを頼んで見積もり料金を安くする
引越し業者が行ってくれる基本的なサービスは、荷物の搬出・搬入・運搬です。
荷物を旧居からトラックに入れて、新居まで移動して、新居に荷物を入れるという作業が基本となります。
希望に応じて、荷造りや荷解き、大型家具や家電の設置、養生、エアコン工事、ハウスクリーニングといったサービスをプラスしていきます。
引越し業者によっては、搬入や搬出も無く、運搬のみだけのプランを用意している場合もあります。
トラックをチャーターするだけのサービスですね。
言うまでも無く、引越し業者のサービス内容が少なくなればなるほど、料金は安くなります。
何から何まで業者に行ってもらうと言うのは確かに楽です。
荷物の破損や紛失防止というメリットもあります。
ただしオプションサービスを多用すると料金が上がるというデメリットもあります。
引越しの際の出費を出来るだけ抑えたいという方は、本当に自分にとって必要なサービスは何か見極め、その作業だけを依頼するようにしましょう。
見積書には、どのサービス対して、どれだけ料金が発生しているかが細かく説明されています。
それを見て、もし不要だと思えるサービスがあれば、外すようにしましょう。
不用品はリサイクル業者を利用して安く抑える
引越しの不用品は捨ててしまえば0円です。
大型の荷物の場合、逆に廃棄料金がかかります。
それであれば、リサイクルショップを利用するのも1つの方法です。
リサイクル業者を利用すると、うまくいけば買取してもらえます。
また、価値がなかったとしても、無料で持っていってもらえる事もありますので、捨てるよりもいいですね。
引越しで役立つリサイクル業者を下記にまとめておきます。
大型の不用品は処分費用が高いですし、自治体だと引き取りまで時間がかかります。
それならば0円でもリサイクルショップに買取してもらえた方が助かります。
格安で引越しが出来た事例(口コミ)
実際にいくらの料金で引越しが出来たのか?
過去の口コミを調べました。
- 引越し時期:9月中旬、土曜日
- 移動距離:20㎞
- 物件:戸建て1LDK→アパート1LDK(2階)
- 引越し料金:19,000円
繁忙期ではありませんが、1年の半ばという事で、やや混み合う時期の引越しです。
単身パックには収まらないくらい荷物の量があります。
移動距離は短いですが、それにしても激安です。
- 引越し時期:4月上旬、日曜日
- 移動距離:100㎞
- 物件:マンション2LDK(8階)→マンション1LDK(5階)
- 引越し料金:45,000円
引越し業界の繁忙期で、更に料金が高くなりやすい日曜日の引越しです。
移動距離もやや長距離で、荷物の量は一人暮らしとはいえ大人2人分くらいの量があります。
荷物の運び出しから運び入れまで、エレベーターを使わなければならず、作業量は多そうです。
引越し費用が高くなる条件が多いものの、5万円以下という激安料金で抑えられています。
- 引越し時期:5月下旬、平日
- 移動距離:1,100㎞
- 物件:アパート1DK→アパート1DK
- 引越し料金:20,000円
荷物は少量で、引越し時期も閑散シーズンではありますが、移動距離が1,000㎞を超える長距離です。
荷物が少ないため、単身パックのみで完結できたようです。
- 引越し時期:10月下旬、日曜日
- 移動距離:80㎞
- 物件:マンション3階2DK→アパート2DK
- オプション:エアコン取り付け・取り外し+梱包サービスを利用
- 引越し料金:33,000円
時期や距離、荷物の量や建物などはごく標準的。
しかし付加サービスを2つ利用していますから、この料金はかなりの激安です。
エアコンの作業だけでも20,000~30,000円かかる事も珍しくありません。
ただ、これほどいい条件で引越しできたのは理由があります。
普通に引越し会社に電話したとしても、安定して安く引越しする事は難しいでしょう。
この口コミは一括見積もりを使って、複数の引越し会社を比較した場合の事例です。
大手から中小まで、幅広い会社に見積もりを依頼されますので、より良い条件を見逃さない仕組みになっています。
安い引越し会社を効率よく探すために一括見積もりを使う
一人暮らしの引越しを依頼する時は、直接依頼せずに、引越し一括見積もりサービスを利用するのがポイントです。
普通に業者を探す場合、検索で引越し会社を探しますよね?
電話をするかホームページの申し込みから、荷物の状況や日程を伝えて、見積もりを出してもらいます。
1社だけだと安いかどうかわからないので、何社にも同じ事をしていきます。
これはやってみると結構大変で、結局安いかどうかよりも、面倒になってきたからここでいいや・・・という感じになってしまいます。
でも、一括見積もりサービスを使うと、1回の入力で、3社〜5社くらい同時に比較できます。
2つ申し込むと6社〜10社くらいになりますので、安い引越し会社を探すのがとても簡単になります!
それだけでなく、一括見積もり経由の申し込みだと、業者は他社と比較されている事を知っています。
お互いにお客さんの取り合いになるため、最初の見積もりが既に安い状態になっていて、こちら側に有利になります。
引越し会社に単独で申し込んだ場合は価格交渉が必要ですが、一括見積もりでは最初から安くなっています。