引越しの準備を上手に行うコツは、「道具」「梱包」「掃除」を攻略する事です。
この3点を攻略出来れば、引越し準備はダントツに楽になってきます。
Contents
スムーズな引越し準備をするために必要な道具
梱包と掃除をスピーディーに行うために必要な物をまとめます。
ダンボール・クラフトテープ・油性マジック・ラベルシール
ダンボールのサイズは、縦×横×高さの合計が異なる3サイズを揃えると便利です。
- 【大】外寸150㎝前後・・衣類など、軽くかさ張る荷物を入れます
- 【中】外寸100cm前後・・割れ物・調味料などを入れます
- 【小】外寸70㎝前後・・書籍・CD・DVD・貴重品・小型の電化製品などを入れます
ダンボールのサイズは、ある程度統一させる事で、無駄なスペースを作らず、トラックの荷台にぎっしり積めるため、料金を安くする事にも繋がります。
クラフトテープはダンボールを梱包するために使用します。
普通はガムテープかもしれませんが、クラフトテープの方が引越しには向いています。
粘着力がガムテープよりも弱く、剥がしやすいため、開梱する時に道具が無くても、手だけで簡単にダンボールの中身を取り出せて便利です。
もちろん、梱包しても煮崩れはしませんので、安いうえに使い勝手もアップします。
油性マジックは何が入っているかを書いておくために使います。
ラベルシールにマジックで文字を書くと、荷物の中身を把握しやすく、引越し後の部屋への配置がすばやく出来るようになります。
輪ゴム・ビニール袋
ダンボール内の荷物をまとめたり、区分けするために使います。
ドライバー等の工具
家具の分解・組み立てに使います。
ぞうきん・清掃用シート・タワシ・メラミンスポンジ・カビキラー
ぞうきんは引越し準備中も、引越し当日も必要な場面が多いため、何枚かあると色々なところで対応がしやすいです。
100円ショップやスーパーなどで売ってるウェットティッシュもあると便利です。
ゴミ袋もたくさん用意しておくと、清掃が格段にやりやすいです。
タワシやメラミンスポンジ(科学スポンジ)+カビキラーでこれまで放置していたカビや頑固な汚れも綺麗にします。
その他、台所やトイレ用の清掃道具も必要に応じて用意して下さい。
紐・衣装ケース
衣装ケースはダンボール以上に強度があり、形も均一なため、衣類以外の荷物を入れるのにも重宝します。
紐は衣装ケースの中身が出るのを予防するためと、複数の荷物をひとまとめにするのに使えます。
家電や分解した家具などを運びやすくなり、余計なトラブルを防止出来ます。
新聞紙・緩衝材
割れ物や精密機器などの破損を防ぐために使います。
緩衝材とは、プチプチのシートの事です。
破損の恐れがある荷物が多い場合、緩衝材は100円ショップで少量のものを買うより、ホームセンターやネットショップでロールで購入した方が割安になる事もあります。
梱包のコツ
やみくもにダンボールに荷物を詰めていくと破損などの原因になりますし、取り出す時にも大変です。
ダンボールの数が増えるため、引越し料金も高くなり、引越し後も大変になります。
そのため、以下の3つの基本を押さえて梱包すると、引越し前の準備はだいぶ楽になります。
プロのような梱包をするのは難しいため、80点を目指した梱包で十分です。
「重い」「大きい」荷物を下にする
重い荷物や大きい荷物の順からダンボールの下に詰めていきます。
順番が逆だと、下の荷物が破損したり潰れたりしてしまいます。
大きな荷物の隙間に小さなものを入れて、効率よく梱包します。
サイズだけではなく重量も気にして詰める
中身が重すぎるとダンボールの底が抜ける事があります。
また、極端に重いと運びにくく、引越し後も大変です。
衣類は【大】ダンボールに積める、書籍は【中】ダンボールに積めるなど、なるべく重量に合ったサイズのダンボールに詰めるようにします。
ダンボール1つあたりの重量が均等になると、荷崩れがしにくくなり、その後の作業もしやすくなります。
新聞紙・緩衝材で破損予防
割れ物やCDなど、破損しやすい物は新聞紙を何重かにして包むか、緩衝材で包みます。
CDはまとめて輪ゴムなどで固定してから包むと、中で崩れにくいです。
瀬戸物やガラスの食器などは割れやすいので、1つずつ包みます。
引越しのトラックが揺れて荷物に負荷がかかるため、ダンボールの隙間に丸めた新聞紙や緩衝材を詰めて、衝撃から荷物の破損を防ぎます。
日常あまり使わない荷物から梱包する
- シーズンオフの衣類・布団
- 使用頻度の少ない食器
- 書籍・CD・DVD
- 生活必需品ではない雑貨
上記のような、1週間程度の生活で無くても大丈夫なものから梱包していきます。
早めに作業をしておく事で、当日や前日に余裕が生まれますので、些細なミスを減らす事に繋がります。
引越し当日まで使わないものをリストアップして優先的に梱包していきましょう。
梱包したダンボールはクラフトテープで止めて、マジックで何が入っているのかを書きます。
注意
銀行通帳や現金、印鑑などの貴重品は紛失防止のため、ダンボールに入れず自分で持っていきましょう。
清掃のコツ
退去後に引越し会社のチェックが入ります。
あまり汚い状態で退去すると、敷金の返還などに影響がありますので、ある程度綺麗にしておいたほうがいいと思います。
ここでは、引越しのために荷物を増やしたくないため、基本的には元々ある清掃道具を使います。
最後なので、普段あまりカバーできていない部分も清掃しておきます。
- 天井・照明器具周りのホコリ取り
- 網戸の清掃
- 風呂場やトイレ、台所のカビ取り(カビキラー使用)
- 台所や換気扇の油汚れ・水垢の除去
- 玄関・靴箱の清掃
大事なのはパット見で綺麗に使ってくれたかなと思ってもらえる事です。
そう感じられるくらい清掃出来ればOKなので、あまりガッチリ清掃する必要はありません。
ただし早い段階から清掃しても、引越し前にまた清掃する必要が出てきてしまう事もあります。
そのため、仕上げの清掃は引越し当日の一週間前以内やっておけば大丈夫でしょう。
また、引越し当日には、家具や家電を移動した跡が汚れています。
ここは「掃除用シート」を使うと素早く綺麗にできます。
取り扱いに注意したほうがいい荷物
高価で破損しやすい荷物は業者に梱包を任せる
PCやステレオなどは、業者に梱包を任せるというのも有効です。
追加料金は発生しますが、精密機器専用の梱包資材や仕組みがありますので、壊れるリスクを考えると依頼してもいいかと思います。
万が一破損した場合の保証がある事も多いため、自分で運ぶよりも安心です。
ストーブ等の燃料は空にする
ストーブやオイルランプなど、可燃性の物は燃料をしっかり空にして下さい。
運んでいる最中に火災が発生すると自分の荷物だけではなく、一緒に運んでいる他の方の荷物まで破損するかもしれません。
場合によっては損害賠償が必要になりますので、ここは忘れずに行いたいところです。
家電は毛布やタオルでくるむ
家電は衝撃で壊れる事が多いため、布やタオルでくるみます。
その後にプチプチなどの緩衝材で巻いておくか、ダンボールに入れます。
調味料はビニールでしっかり包む
調味料はまとめて梱包すると、中でぶつかって割れる事があります。
1つずつ簡単な緩衝材や新聞で包み、最後にまとめて梱包する事で、壊れる事なく、1つにまとめる事が出来ます。
引越しが決まったら行う事
直前になって荷造りを始めると、ゴタゴタしてなかなか大変です。
引越し日が決まったら、シーズンオフの衣類や、使用頻度の少ない食器などはどんどん梱包していきましょう。
■不用品の有無を調べる
自宅に今ある荷物で、新居に持っていく必要が無いものは、早めに処分しておきましょう。
引越し業者やリサイクル業者、役所が処分をしてくれますし、買取業者に売るという方法もあります。
■規格外の荷物が無いかチェック
サイズに限った事ではなく、「ピアノ」「観葉植物」「ペット」「金庫」「コピー機」「車」「バイク」なども規格外の荷物と考えてください。
引越し業者としても、こうした荷物は直前に依頼すると引き受けられない事もあります。
事前に調べて伝えておくと、引越し会社のオプションを安く見積もりに入れてもらえる事もありますので、事前に品目をピックアップしておきます。
■各種手続き
役所にて転出届を出し、国民健康保険や福祉関係の手続きをします。
また、電力会社・ガス会社・水道局・NTT・ブロバイダー・郵便局・新聞・NHKなど、各種解約や住所変更手続きをしておきます。
電気・水道に関しては引越してすぐに利用できるようになります。
ただしガスに関しては、開栓の際に立ち会う必要がありますから、~日~時に開栓して下さい、と前日までに伝えておきましょう。
■引越し業者を探す
引越し業者探しは一括見積もりサービスを利用すると、見積もりの比較がしやすくて便利です。
直前でも業者を探せますが、早期予約割引が適応されて安くなったりとメリットがありますから可能なら1ヶ月以上前、遅くても2週間前には業者を決めたいところです。